陣馬山登山
二年ぶりに陣馬山に登ってきた。
二年前は高尾山まで縦走したが、今回は陣馬山のみ。
以下のルートを通った。
場所 | |
---|---|
1 | JR藤野駅 |
2 | 陣馬登山口バス停 |
3 | 陣馬山 |
4 | 陣馬高原下 |
5 | JR高尾駅 |
神奈川側の陣場登山口バス停付近から登り、東京側の陣場高原下を目指す。今回使ったルートは、あまり人がいないように感じた。
09:36 藤野駅
藤野駅。ナンバリングが施されてから初の来訪だと思う。
高尾以西でも、ナンバリングは中央快速線と同じだ。
登山客らしき人たちが多い。
前回は陣馬登山口までバスを利用したが、今回は徒歩で向かってみる。
沢井隧道。狭い
車はすれ違うことができない。入り口に「先に入った車優先」という旨の看板があった。
土砂崩れの跡がある。台風19号の爪痕だろうか
何かのパイプが途切れている。
10:15 陣場登山口
藤野から歩いて30分ほどで登山口に到着する。
バスだと5分。どちらをとるかはあなた次第。
前回は一の尾根コースから登ったから、今回は栃谷コースを登ってみることにした。どちらも所要時間は100分だ。
しばらく川沿いの舗装された道を歩く。土砂崩れの跡も散見される。
栃谷川。水が澄んでいて綺麗だ。
舗装された道とはいえ、さして車も通らないから、ほとんど風と水の音のみで静かなものだ。
タチツボスミレだろうか。枯れ葉の間にちんまりと咲いていた。
栃谷コースの登山口までの道には水仙が多く生えている。
頭上では桜が咲いていた。冬も終わりだ
奈良子コースとの分岐点。山頂まで3.6kmだ。
未だ舗装路。
桜は道中に点在している。
誰もいない。駅にいた登山客はどこへ行ってしまったのか。
途中、開けた場所からは富士山が見える。栃谷尾根コースは一の尾根コースに比べ眺望がいい感じがする。
ヒメオドリコソウとナナホシテントウ。写真を撮る際、足元にドクダミが生えていたが、気付かずに踏んでしまい、あたりに独特の臭いが漂った。
まだ舗装された道だが、標高はグングン上がっている。
結構な高さだが、畑もあるし、民家もある。ここに住んだら、帰宅にも一苦労だろう。
登山道は民家の間を通るようにある。分かれ道には、陣馬山の方向をわかりやすく示した看板が置いてあるから、迷うことはないだろう。
これはキタテハか。秋に羽化し、成虫の状態で越冬した個体とみられる。今冬は暖かかったから、例年より幾ばくか越冬しやすかったかもしれない。
だいぶ標高が上がってきたように感じる。この辺りまで舗装路が続いており、未だ登山という感覚が薄い。
低めの桜が咲いていた。品種はよくわからない。
既に満開を過ぎているような感じがある。
11:00 入山
以前はUNIQLOのやっすい靴で登山していたが、今回はきちんとトレッキングシューズを履いた。格段に登山しやすい(当然)
だいぶ登ってきたところでようやく登山道らしい登山道に入る。
藤野駅から4.5kmほど。山頂まではあと2.4kmくらいだ。
相変わらずの杉林である。この日は風がとても強く、木は大きく揺れていた。色々なものが飛んでいそうだ。花粉とか。花粉とか。
新芽の季節である。
だいぶ暖かく、軽装のつもりだったが汗をかいてしまった。
山道は整備されており歩きやすい。しかし、尾根ということもあって片側が半ば崖のようになっている場所も多く、高所恐怖症的には安心はできなかった。
階段。階段。
山頂に近付くにつれ階段が増えるのは、この辺りの山のお約束であると、私は二年前に学んだのだった。
以前と変わらず鎮座するこの看板。山頂まであと100m!
11:55 山頂到着
看板があった場所からちょうど100分で山頂に到着した。
東京スカイツリーも見えた。向こうは634m、こちらは854mだから、私の勝ち。
山頂付近は開けており、景色が大変よろしい。
白馬の像が晴天に映える。
広々としており、気持ちがいい場所だ。
晴れていてコンディションは完璧…であってほしかったのだが、生憎風が異様に強かった。先ほどかいた汗が冷え、少し寒さを感じた。
背負ってきたおにぎりで昼食を済ませ、下山ルートへ。陣馬高原下バス停を目指す。登ってきた側とは反対へ。
このような看板が随所でみられる。
陣馬高原下の方の斜面は勾配がきつい。
すれ違う登ってきた人たちがみんな死にそうな表情をしていた。
下山も下山で神経を使う。こけたらやばい。
手触りが絶妙に良い杉。ちょうど手すりとして使いやすい場所にあるから、登山客に徐々に磨かれてしまっているのだろう
下山していると沢が現れる。
この辺りも倒木が多い。
陣馬山新ハイキングコース入口とある。私にとっては出口だった。
「新」とあるが、看板の年季からみるに、もう新しいとはいえないかもしれない。
ここから舗装路に出て1.3km進めばバス停だ。
ちなみにこの舗装路は「陣馬街道」といい、ロードバイク乗りの間ではヒルクライムスポットとして有名である。私も来たことがあるが、勾配がなかなかきつく、大変だった。
13:20 陣馬高原下バス停
バス発車5分前にバス停に到着した。
終わりに
大学に入ってからというもの、運動をサボりにサボっていたので、陣馬山を登っただけでかなり疲れてしまった。高校生の頃は、ここからさらに高尾山まで行ったらしい。意味が分からん。
今後は適度な運動を心がけ、失った体力を取り戻したいと思う。そして色々な山に挑戦してみたい!
ではまた!