M1 Mac miniでデスクトップ環境を構築
今までMacBook Airで6年間、MacBook Proで2年間を生きてきた私だったが、ついにデスクトップPCを導入する次第となった。
ドドン!なんとM1チップのMac miniを購入してしまった。
DTMとか動画編集とかやる上で、MacBook Proでもどうしても力不足を感じてしまうようになったため購入を決意した。MacBook Proは2019年に購入したものだが、実は2016年モデルで、その時点で3年落ち。CPUもCore i5でRAMも8GBなのでそもそもあんましパワーがある方じゃなかったり。
M1チップの評判がすこぶるよろしいので、買う他ないということで。使えないアプリがあるとかないとか聞くけど、その辺はまあ、今までのPCにやって貰えばいいか!の気持ちでレジへ進んだ。
買ったMac mini
今回買ったMac miniは認定整備済製品だ。
認定整備済製品とは、初期不良やら何やらで返品された製品を、Appleが新品同様に整備して売り出しているものである。いわば新古車をメーカーが完璧に整備して売っているような感じ。新しい製品でも結構安く買えるので非常に良い。
私がみた時点でM1 Mac mini(2020)は最安で67,980円(256GB SSD / メモリ8GB)。6万円台でMacをGETできるのはかなり魅力的。
今回私は
8コアCPUと8コアGPUを搭載したApple M1チップ
256GBストレージ
の、ユニファイドメモリを8GBから16GBに増強したモデルをチョイスした。
お値段86,680円。メモリ以外は先ほど挙げた最安価モデルと差はないから、メモリだけで2万円近く高くなっているわけだ。
M1モデルはSSDをスワップしてメモリをホニャララするのが得意らしく、どうも8GBと16GBでそう差がないらしい。そのため、正直2万円を払う価値があるのかはわからないが、16GBあった方が安心だよねってことで払った。
なぜiMacではなくMac miniなのか
MacでデスクトップPCを構築するんなら、Mac mini以外にもiMacやMac Proという選択肢もある。
まずMac Proはいささか高すぎるから早々に選択肢から外れたが、iMacという可能性もあった。しかし、結局Mac miniにした。理由は3つ。
iMacが認定整備済製品にない
そう。なぜかiMacは認定整備済製品にちっとも現れないのである。理由は分からない。金欠学生バイト戦士としては、やっぱり1円でもMacは安く買いたい。となると、やっぱり認定整備済製品がいい。
M1 iMacは24インチのみ
私は27インチ以上がいい!(強欲)
しかし、現状iMacでM1があるのは24インチのみ。いろんな色があってカワイイのだが、もう少し大きなディスプレイを求めていたので今回はパス。
iMacは運びにくそう(小並感)
例えばMacが万が一故障してしまったら、工場に送る or Genius Barに持っていく必要がある。となると、iMacじゃ結構面倒なんじゃないだろうか……とか思ったのだ。
Mac miniは大きめの箱というイメージなので、外箱に入れてカバンに突っ込んでGenius Barに持っていける。これはなかなかのアドバンテージと感じた。MacBook Proが一回壊れてGenius Barに持って行った経験があるので、故障も視野に入れた。
やっぱり一体型より別々の方が安心
iMacの利点はなんといっても届いたら即使える部分だ。何か追加で買うことはなく、iMacだけで全てなんとかなる。Mac史上最高のカメラ、マイク、スピーカーもついているし、4.5K Retinaディスプレイも付いている。そしてこれらを繋ぐケーブルがないので非常にスマート!洗練されたデスクを求めているなら、iMacが良い。
ただ、全て一体になっていると、何かが壊れた時に丸ごと修理に出さないといけない。加えて、全部Appleおまかせ仕様だから、モニターはAdobe RGB対応がいいな…とかそういった細かい願いが伝わらない。もちろん、モニターだけアップグレードとかもできないから、長く使うことを見据えたらMac miniなのかなあ…と感じた。
ただ、ここまで書いてiMacも全然悪くないな…とか思っているので、結局個人の好みだと思う(無責任)
モニターなどの周辺機器
私の周辺機器はこんな感じで揃えた。
配線が美しくないのは私が適当に置いているから…というのもある。特に手前で一回転しているHDMIケーブルがダメすぎる
モニター
LG 27UP850-W
シンプルな銀色のデザインで、フレームが結構薄いので気に入っている。Apple製品に結構似合うんじゃないかなと。
キーボード
Magic Keyboard (Touch ID)
Touch IDがないモデルもあり、そっちだと5000円ほど安いのだが、やっぱり最高のエクスペリエンスのためにもTouch IDは必要だと判断。便利。
マウス
さっき「Mac miniは周辺機器をカスタムできる!」とか言ってた割にあんまし面白くない構成だな!と言われたら何も言い返せない。結局ほぼAppleだし、モニタもiMacより明らかにすごいものを買ったわけじゃない……。
ただ、個人的にノングレア+27インチの液晶が欲しかったので、やっぱりMac miniを選んで良かったかなと感じている。総額も同スペックのiMacより何万か安く済んだ。
2週間使ってみて
極めて快適である。
というのも、私がよく使うLightroomやらPremiereやらのソフトが既にM1に対応しているというのが大きいが、動作は今まで使っていたMacBook Proよりもはるかに軽快に動作するし、もっさり感が皆無。安心のパワーだ。
動画編集やDTMでもカクつきとほとんど無縁と言えるほどに軽快。動画の方は4Kでエフェクトマシマシ……とかにするとちょっと重くなるかもしれないが、正直びっくりするくらい快適に使えている。
加えて、熱が全然発生していないのか備え付けのファンの駆動音を聞かない。使っていて外付けのHDDが一番うるさいと感じるほど。外付けHDDを外せば静寂。今まで使っていたMacBook Proは少しでも重い作業するとすぐファンが轟音を立て回り始めたものだが……やはりM1チップの実力だろうか。
SSD 256GBはちょっと少なかったかなという感覚があるものの、その辺は外付けSSDなどで対応可能。どうせ据え置きPCなのだし、iMacのようなコードの少なさは最初から諦めているから、外付けも怖くない。
M1チップ搭載MacBook Airとかでもほとんど変わらない性能で使えるという話を聞くが、ともすればMacBook Airで動画編集できる時代が到来したということだろうか。Macの「ブランドばっかりでスペックは低い」というイメージはもう過去のものなのかもしれない。
あとやっぱりモニターが大きいと生産性が上がる。無理なく一画面に色々な情報を詰め込むことができるから、さまざまなことを同時並行で進めることができる。例えば、麻雀 / Twitter / お絵描きが全部同時にできるのだ!!え、実は逆に生産性が下がっている!?
というわけで、感想でした。