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思索の出力ポート

リセット癖とツイッター。

恒例の自分語り。記事を書いたが何も解決していない。

 

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私は軽度のリセット癖がある。リセット癖は「人間関係をリセットする癖」の略語だと捉えれば分かりやすい。要はゲームのリセットボタンを押すように人間同士の関係をパッタリとリセットしてしまうことだ。

 

人間関係というのは、とかくごちゃついていて面倒なものだ。

誰が誰を好きで、誰が誰を嫌いで、この人とはこういう風に接して……みたいな話は、聞いている分には面白いが、いざ自分も中に入ってみるとこれほどに疲れるものはない。私自身の思われ方だって気になってしまうし、私も必然的に誰かを評価せざるを得ない。

 

だから、時々全てリセットしてしまいたくなる。絡まった糸をゴミ箱に捨てて、また新しい糸を作りに行こうと考えてしまうのだ。どうせ解くことなんてできないんだから。

 

ツイッターが、私のそんな気持ちを呼び起こした。もううんざりだった。

 

ツイッターで、今まで不可視だったものが全て見えてしまった気がした。見たくないものまで見えてしまった気がした。なりたくない自分になってしまった気がした。

正直、怖かった。他人に対する嫌悪感も増幅するばかりで、もはやツイッターはストレッサーと化していた。

 

だから、アカウントを消してしまえばいいと思った。関係のあったアカウントを消して、なかったアカウントも消して、現実の人間関係すらもリセットして、誰も知らない場所でまた一からやり直せばいいんだと思った。

問題はツイッターだけには収まらない。ツイッターは単に私に人間関係のいざこざを気付かせただけだ。ツイッター以上に、現実の人間関係は絡まっているように見えた。

 

誰かに好かれたいなんて気持ちも、誰かが嫌いなんて気持ちも全て忘れたい。絡まった糸を全て捨ててしまいたい。

関わってきた全ての他人から逃げたくなった。

 

私は、誰もが忘れてしまいそうなくらい薄い存在になりたい。誰も信じられないし、誰からも信じられなくていい。

 

でも、それを寂しいと感じる自分もいた。自分の中でもいくつもの矛盾を抱えていた。

もう人間なんて嫌だなあ