5年前から現在までに描いた絵を振り返ろうのコーナー
タイトルが長い!!!
ちるだですが。
今回は絵…とりわけ「人間」を真面目に描き始めた頃から今に到るまでのイラストを大公開して、自分のイラスト史をだらだら語っていきたいと思います。
そうです。これは長い長い自分語り(7273文字)です。
初期・模索期
2013.3
初音ミク!
これでも模写です。
アナログで描いた後、GIMPというPCソフトで色付けしたものです。
塗りの色設定もいまいちよくわからず、影もどうすればいいかわからず……といった感じでした。
人間を初めて真面目に描き始めたのがこの時ですね。
絵自体は幼稚園に入る前くらいから割と描いていましたが、もっぱら人間ではなく、建物や乗り物、あとは小さめの動物なんかを描いていました。
萌えイラストなどは自分には絶対に描けないとずっと思っていたのですが、何を思い立ったのか急に練習を始めたのです。
初音ミク + ひよこ + Mii が登場するちょっとした4コマ漫画みたいなものも描いていました。
何話か描きましたが、大したものではないので、ここでは全コマ公開とかはしません。
我ながらきちんとペン入れしているあたり丁寧ですね!
なんでひよことMii?と思うかもしれません。
ひよこは前述の通り動物をよく描いていたため、描き慣れていたのです。
Miiはトモダチコレクションで360°見ることができるので、漫画を描くときに模写できて便利なのでした。
描きやすいものを優先していた節があります。
このコマは割と綺麗に描けてる気がします。偶然ですが。
絵はまだまだですが、漫画に登場するミクは性格とか色々かわいいなあと思います。(何か女性のタイプみたいなものが適用されているのかもしれない)
2013.4
練習を始めて1ヶ月、私は突然オリキャラを作りました。
またしてもアナログをデジタル化したものです。
頭蓋骨の形や肩の位置など色々な部分が破綻していますが、これでも当時の自分は「うまく描けたな」って思っていました。
背景はGIMPで作成できるパターン塗りつぶしです。結構しつこい。
同じキャラです。さっきよりはまあマシな感じもしますが、腕がなんかアレですね()
またしてもひよこが登場しています。
この絵、ひよこに関しては最高に可愛いと思うんですがどうでしょうか。
2013.9
初音ミクのデフォルメ絵に挑戦です。
初めて人間の絵を描いてから半年が経過しました。
これはPCに移さずスマホで塗ったものだったと思います。使ったのは確かAdobeのDrawってアプリだった気がします……が、5年も前なので確証はありません。
2013.11
美琴です。ちょうど「とある科学の超電磁砲S」が放映されていた時期だったので、それに影響されて描いたんだと思います。
RailgunをなぜRaiとlgunで分けてしまったのか……。
右上の字が汚いのは気にしないでください。
オリキャラです。
これはわざわざコンビニのコピー機でスキャンしたヤツです。
そのため、元ファイルは高解像度!サイズは聞いて驚け横3510px×縦2482px。そのため1枚で26MBとかあります。
今使っているサクサクPCですら見るとき多少もたつくので、きっと当時使っていたクソスペPCで色を塗るのはかなり大変だったことでしょう。記憶はあんまり残っていませんが……。
今回はブログ用に1000×700くらいまで縮小しました。
トレス期
2014.1
鳴海シュレディンガー(まよチキ!)と禁書目録(とある魔術の禁書目録)です。
これらのイラストは半トレス、半模写って感じですね。
模写だとどうしても崩れるなあ。なんか綺麗に描きたいなあ。って思って、元の絵に紙を重ねて大体の形をとり、それを清書していく……みたいなことをしていました。
綺麗に仕上がっていると思います。トレスしているので当然っちゃ当然ですね()
シュレ先輩、好き
ちなみにトレスも模写もしないとこのくらいです。
サーニャ(ストライクウィッチーズ)です。
最初に比べればよくなっている気もします。
極細サインペン・色調把握期
2014.7
エーリカ(ストライクウィッチーズ)です。
友達が使い魔発動中のエーリカの髪のことを「墨汁ヘアー」と呼んでいたので描きました。
sakuraのpigmaというサインペンを使ってます。
ペン先が0.05mmの、極細中の極細って感じのペンです。
デジタル処理するとあんまりですが、アナログで見ると結構綺麗に見えます。
またしてもエーリカです。これも同じペンで描きました。
ポスタリゼーション等は相変わらずGIMPを使っていたような気がします。
色がいい感じなのは、アニメのキャプ画から直接スポイトでとってきた色を使っているからです。
トレスといいスポイトといい、割と姑息な手段を躊躇なく使っていました。でも、多分スポイトやったおかげで、何か色遣いに対する感覚みたいなものがついたんだと思います。
2015.2
学校配布の問題集にした落書きを電子辞書のメモ機能で描き直し、それをさらに写真で撮って1枚目はスマホ、2枚目はPCで色塗りしたものです。
なんも考えずにする落書きって異様にうまく描けたりするじゃないですか。それが起こりまして、なんとかデジタルデータにしたい、でも写真で撮ったら裏に印刷されている字が写ってしまう……と悩んだ末、電子辞書に描き写すことにしたのです。セルフ模写。
電子辞書はDSの下画面みたいな感じで描けるので、結構やりやすいんですよ。
まあ写真で撮ると液晶特有の変な白色が出てしまうんですが……。
色味についてはなんでかわかりませんが2枚目で大幅に改善されています。何が起こったのか
デジ絵大絶望期
2015.3
チルノ(東方Project)です。
安い小さなペンタブを入手したので、ほぼ完全なデジ絵に挑戦しました。これ以前は、線画をアナログで描いてPCに取り込む、ということをしていましたが、これは線画までPCで描いています。
とはいえ、下書きは依然としてアナログです。
ポテトチップスが神作画のように見えますが、残念ながらこれは写真ですので。
ちなみに、模写という訳でもありませんが、手本にさせていただいた作品があります。
……完成度、遠く及ばず。
このフラン最高に可愛くないですか?(話題転換)
ここでデジ絵に絶望し、のちしばらくアナログ絵を描くことになります。
2015.4
エーリカです。誕生日(4月19日)に描きました。半分模写、半分オリジナルです。
元の絵より幾分かロリ感が増幅されています。
2015.5
フラン(東方Project)です。
色鉛筆でめちゃくちゃうまく絵を描いている人を見つけたのです。それに感化されて「私もデジタルじゃなくて色鉛筆極めるぞ!!」と方針を変え、完成した絵です。
当時はデジタルよりも、学校などでも使うことがあった色鉛筆の方が馴染みがあったので、そっちの方がいけるだろうと思っていました。もちろんそんなことはない。
この作品も親作品的なのがあります。
多分これだったと思います。表情とかそっくりですね。
ちなみにこの絵を描いている榎宮祐さんは「ノーゲームノーライフ」という作品の作者です。物語を作り、挿絵も自分で描き、アニメ化まで持っていくという……あまりにも強い人です。
2015.6
この辺りはショウマケイトさんの影響を大きく受けています。
すごく物分りのいい人4コマ pic.twitter.com/O3edFUiDVk
— ショウマケイト@連載準備中 (@shoma_keito) February 16, 2014
私ショウマケイトさんの絵柄から話から全部大好きなんですよね。
特にこの頃は絵柄にそれが現れています。
ツイ4でショウマケイトさんの「ともだちをつくろう」が連載されていた時期がこの辺りだったと思います。
もう3年前!?
百合期
2015.9
ちょうど進学した高校で百合好きの友人ができたことにより、百合に対する感情が暴発していました。
数学の時間にxとyで百合をつくろうとしていたのは我ながら大変頭がおかしかったなと思います。
11月ごろにはxちゃんとyちゃんではなく、HちゃんとClちゃんで塩酸コンビ!みたいな感じになってました。くっつけばなんでも良いと思ってる節ありますね
「腕がおかしい」というコメントがありました。ほならね、自分で描いてみろって話でしょ?👽
描き直したのもありました。
この頃、今まで使っていたGIMPから、知人に教えてもらったCloudAlpaca(現Medibang Paint Pro)というペイントソフトに移りました。
GIMPは実際「画像加工ソフト」という、いわばPhotoShop的な側面が強かったので、純粋なお絵かきソフトであるCloudAlpacaの方がイラストは描きやすかったです。
また、この頃から「顔だけ描けても身体描けなきゃ意味ないよな」と思い、身体を描く練習もはじめました。
スク水なのは、身体のラインをきちんと把握するためで、決して卑猥な目的ではありませんから。
満潮期 I
2015.12
旅行の準備のためのToDoリストを絵で描いたのですが、そこに満潮を秘書艦的な立ち位置で入れました。満潮というのは、ゲーム「艦隊これくしょん」に出てくるキャラクターの一人です。
この後満潮にどハマりし、半年近く描き続けることになります。
満潮の方は腰と脚が細い部分がちょっと気になりますが、龍驤に関しては結構いい感じなんじゃないかなと思います。
冬服の満潮です。かなりゴリゴリと書き足しており、結構線がしつこいですが、一応身体のバランスは大丈夫かなあと思います。
スク水落書き練習が功を奏しましたね!()
またしても満潮。期末テストの時に落書きしたものを改めてデジタルで描き直したものです。
落書きは何か運が巡ってきてうまく描けることもあるのですが、描き直すとだいたい輝きを失います。これもその一例です。元の絵はもっといい感じだったと思います。
ちなみに、なぜ背景が潜水艦なのか、というのにはきちんと理由がありますが、話すと長くなります。端的に言えば、現在海上自衛隊に「みちしお」という潜水艦があるからですね。
デジ絵移行期
2016.1
満潮と並行してデジ絵への移行が進みます。あの絶望を忘れはじめた頃です。
これがおそらく下書きから完成まで完全にデジ絵で描いた初めての作品です。
線画無理勢だったので、全部塗りでやってます。
線画をなくすとなんだかオタク・イラスト感が薄れる気がしますね。
エーリカです。誕生日に描いたものです。
これも下書き含め全てデジタルでやっています。
線画を線を重ねてごまかしてる上、影が中途半端で平面感が残っていますね。
満潮期 II
満潮描いていた時期が長かったので、便宜上IとIIに分けましたが、実際は断裂せず一続きです。
2016.5
メイドの日(5月10日)に描いたものです。フリルの難しさに絶望しました。
線が太い!
着替え中の満潮。当時は割と自信作でした。
ただ、線が多いのと雑なのは相変わらずです。
暗黒時代
2016.6〜2017.5
絵がほとんど残っていません。
習作の鉛筆落書きが少し残っている程度で、それ以外のデジ絵などは全く作成されませんでした。
この期間に今までのデジ絵の画法は忘れ去られ、新たな描き方への移行がなされました。
デジ絵再開期
2017.5
暗黒時代を脱し、また新たなデジ絵を作成しはじめました。
まどか(魔法少女まどか☆マギカ)の横顔です。習作的な位置付けになります。
光の当たり方や影のでき方を多少意識した塗りをしました。
2017.6
ルイズ(ゼロの使い魔)です。
今のところpixivで一番いいねを貰っている絵です。ここから進化してないということかもしれません……。
サーニャです。
みてください!なんと線が一本になりました!自分的には大変な進化です。
このイラストは魔導針(頭の横の緑色のやつ)がいい感じに描けたなあと思いました。
2017.8
エイラーニャ。線が太い!
二人描くのは大変難しいのです。何度も書き直しました。
紫色のレイヤーをなんらかの形で被せているので、色味も全体的に紫っぽくなっています。
2018.2
2017年8月からは受験準備で忙しくなり、絵を描くことはあっても完成させることはありませんでした。
そのため、完成しないラフだけがどんどん溜まっていきました。
2月に受験から解放され、とりあえず一枚描きました。
線は細くなりましたが、やはりベースの形が取れてねえな……って思いました。
ハイスペックペンタブ期
WACOMのIntuos Comicという、今まで使っていたものとは段違いにレベルの高いペンタブを友達から借り、練習をはじめました。現在も継続してそのペンタブを使用しています。
ワコム Intuos Comic 【旧モデル】ペン&タッチ マンガ・イラスト制作用モデル Mサイズ ブラック CTH-690/K1
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2018.6
習作です。これはあまりにも雑なので鍵垢でしか公開していませんでした。
京綾というヤツです。
2015年、百合期の頃の絵柄をデジタルでやったみたいな絵です。
これはこれで……
2018.8
一時tegaki_dt にハマりました。
TEGAKI Draw And Tweet #tegaki_dt
上からエイラ・エーリカ、水瀬伊織、ルイズです。
このサイトはお絵描きソフトに比べると機能がかなり少ないですが、逆にそのおかげで考えるべきことが減るので、描いていて結構気が楽なのです。そう、まさに落書きをしている感じです。
ペンの太さなどで塗りを分けたりするのも面白いですね。
2018.10
さあデジ絵に帰ってきました!八九寺真宵(<物語>シリーズ)です。
2月のに比べれば結構綺麗に仕上がってると思います。やはりペンタブの力は偉大!あとtegaki_dtで線画を鍛えたから、というのもあると思います。
あと塗りも、頬の光や肘の赤みなどを追加してます。結構質感が出ますね。
ノヤさんの絵柄を若干リスペクトした部分があります。
うん、リスペクトしても必ずしも絵柄は寄ってくれる訳ではないんです。絵柄パクも技術が必要なんですよ。
さあ立て続けに二枚目です。真宵を描いた一週間後くらいに描きあげた七尾百合子(アイドルマスターミリオンライブ!)です。
なんか可愛い絵を描きてえなあって思って頑張りましたが、難しいですね。
この絵は髪の塗りに力を入れています。とあるサイトの説明通りに塗ったら、かなり綺麗に仕上がりました。やはり先人の知恵を借りるのが上達への一番の近道ということですね。
2018.11
周防桃子(アイドルマスターミリオンライブ!)です。
実は、露骨に斜めを向いている顔をしっかり描いたのはこれが初めてです。
斜め顔って手前と奥の目の幅が変わったり、後頭部を描く必要があったりで大変なんです。
ただ、正面顔よりは楽だと思います。さっきの百合子の絵なんて左右対称にするのにどれだけ苦労したことか。
この絵はかの有名ななもり先生の線と塗りの感じを若干真似しました。
肉まんゆずこ! pic.twitter.com/MPU2rosl3O
— なもり@ゆるゆり10周年! (@_namori_) November 3, 2018
いけるな、と思いましたが圧倒的な画力にひれ伏しました。私もこのくらい可愛い絵を描きたいものです。
2018.12
この記事を書く一週間前くらいに描いた絵です。
2年のブランクを経て満潮に戻ってきました。
線画はかなり気合い入れてます。
ぺたん座りという今まで描いたことのないようなポージングに挑戦しました。
塗りは百合子の時の方法を思い出しながら、オリジナル含めながら……といった感じです。
結構上手く描けたと思うのですが、Twitterでもpixivでもいまいちウケが悪いです。なんでや!!!!
まとめ
ざっとこんな感じです。
最後に初期と現在のイラストを比較してみましょうか。
上達の遅さは否めませんが、まあ一応人間は描けるようにはなったのでよし!
5年も絵を描いてわかったのは、やっぱり教本なりサイトなり学校なりで、きちんと絵について学ぶのが、上達への一番の近道であるということでした。
独学……というか何も考えず感じるままに描いていると、流石に上達するのは遅くなります。
手っ取り早く技術を得たいなら、何かで勉強し、きちんと考えながら絵を描くのがいいと思いました。
最後に。
こんな長い記事を読んでくれてありがとうございました。相当長かったでしょう。もっと短くすべきだったかもしれませんね(時すでに遅し)
また5年後に同じような記事を書こうかなとも思っています。絵を描き続けるかは定かではありませんが。
では、またいつか!